飲み屋で知り合った人など地域の人間関係に頼ることが多いという。

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さて、次はこんな情報です。
馬場さんに連れられて南房総に通ううち、自身も拠点を構えた友人がすでに数人いるという。
２拠点居住を楽しむためのポイントのひとつとして馬場さんは地域との関わりを挙げる。
当初は積極的に地域に入っていこうという気持ちはなかったと言うが、地域のイベントなどに参加するうち逆に地域との関わりが楽しくなってきた。
神奈川県葉山町など東京近郊で人気の地域 はコミュニティーに入らなくても、都会での生活の延長上の感覚で拠点を構えることが可能だ。
それでも馬場さんはせっかくの２拠点目。
地域選びには物件だけでなく、地域の人という要素も加えた方が楽しめると話す。
現在は２拠点居住の支援や里山利用などを進めるＮＰＯ法人南房総リパブリックを立ち上げ、運営に携わる。
２拠点居住に興味のある人に向けて、お試し滞在の拠点となる場所作りを計画している。
雄大な自然に囲まれた古民家、砂浜に面してバルコニーから海が望める家、京都の町家――。
別の拠点を持つなら、こうした住宅に住みたいという人も多いだろう。
ただ、賃貸にしろ、売買にしろ市場に出回る物件は少ない。
移住受け入れを進める多くの自治体は空き家バン クを設置しているが見知らぬ人に貸すことに抵抗を覚える人が多く、物件がなかなか集まらないと担当者は頭を悩ませている。
物件を探すには地元のコミュニティーに入るのが一番と、移住支援を手掛ける福岡移住計画のコーディネーター、鎌苅竜也さんは話す。
今の物件に巡り合うまで３年かかったという馬場さんも、古民家を紹介する場合は、飲み屋で知り合った人など地域の人間関係に頼ることが多いという。